#建築ウォッチ~新築工事5
前回の地盤改良工事に続き、いよいよ基礎工事へと進んでいきます。
基礎工事は、名前の通り建物の土台となる「基礎」を作る工事です。基礎は、建物の重量を支え、地震などの力から守る重要な役割を担っています。基礎がしっかりしていないと、不同沈下や建物の傾きなどの問題が発生する可能性があります。
今回は、基礎工事の最初のステップである「堀方」から「捨てコン打設」までの様子をご紹介します。
1. しっかり掘る!基礎の土台となる堀工事
まずは、基礎を作るための穴を掘る「堀方」という作業からスタートです。建物の大きさや形に合わせて、丁寧に土を掘っていきます。
2. 砕石で地盤を固める
穴を掘ったら、砕石と呼ばれる小石を敷き詰めて転圧機でしっかりと締め固めます。これによって、地盤を安定させ、不同沈下を防ぐ効果があります。
3. 捨てコンで基礎のベースを作る
砕石の上に、捨てコンと呼ばれるコンクリートを打設します。捨てコンは、その後の基礎工事に必要な高さを調整したり、地盤の水分を遮断したりする役割を果たします。
4. これから始まる本格的な基礎工事
捨てコンが固まったら、いよいよ基礎工事が本格化します。
基礎工事は安全な家づくりのために欠かせません。建物の安全性を左右する重要な工程です。地盤の状態や建物の構造に合わせて、適切な基礎工法を選ぶことが大切です。
次回は給排水の先行配管、型枠工事について作業が進みます。