#建築ウォッチ~新築工事3
前回、古家を解体して更地になった土地でも改めて地盤調査をする必要性がわかりました。今回はいよいよ地盤調査です。弊社では住宅建築する際に実施されている一般的な地盤調査方法の「スクリューウェイト貫入試験」を実施しております。
スクリューウエイト貫入(SWS)試験って何?
SWS試験(旧 スウェ-デン式サウンディング試験)は、地盤の支持力や不同沈下量を推定する試験です。具体的には、先端にねじ状の円盤が付いた鉄棒を一定速度で地中に押し込み、その時の荷重を測定します。
SWS試験でわかること
1. 地盤の支持力
地盤の支持力とは、建物を支えられる重さです。支持力によって、建物の基礎構造や地盤改良の必要性を判断します。
2. 不同沈下量
不同沈下量とは、地盤が沈下する量です。SWS試験では、複数の地点で測定を行い、地盤の不同沈下量を推定します。
不同沈下量が多いと、建物に亀裂が入ったり、傾いたりするなどの問題が発生する可能性があります。
3. その他の情報
SWS試験では、上記に加えて、以下の情報も推定することができます。
土の層:地表から深さまでの土の種類や層状構造
N値:土の硬さを示す指標
これらの情報は、地盤改良のプランを立てるために役立ちます。
次回は地盤調査で分かったデータを地盤改良を実施します